サイズから発売された『USB 3FOOT SWITCH』は、フットスイッチにマウスボタンやキーボードの任意のキーを割り当てられるというユニークな製品だ。
過去にもゲーム用途でいくつかのフットペダルが発売されているが、この製品は一般用途をアピールしており価格も比較的抑えられている。
3連タイプの他にシングルタイプの『USB 1FOOT SWITCH』があるが、今回は『USB 3FOOT SWITCH』の使用感をレポートする。
ソフマップ・ドットコムにて購入し、価格は5,980円だった。
パッケージは簡素なものでエアキャップに包まれた本体と、CD-ROM、そしてソフトの利用方法の書かれた紙が1枚だ。
セットアップは非常に簡単だ。Windows VistaのPCに接続したが「USB ヒューマン インターフェイス デバイス」として認識され、特にドライバなどインストールする必要はなかった。
割り当てたキーはペダル本体に記憶されるのが特徴で、PCを変更しても差し替えるだけで利用できる。
 |
 |
 |
| 本体。黒で統一されたシンプルな作り。 |
本体裏面。足は4箇所。 |
パッケージも非常にシンプル。 |
マウスボタンやキーの割り当てには付属ソフトを利用する。英語表記で霧骨なソフトだが機能的には十分で操作も簡単なので戸惑ことは少ない。
設定のクリアは「各ペダルのキー設定のドロップダウンで右クリックする」ということだけ覚えておけばいいだろう。
 |
| 付属ソフトによりキーを割り当てる。キーの組み合わせも可能。 |
シンプルな作りでデザインは洗練されてると言い難いが、足元に置いて使うので気になることはない。
大きさは幅30cmとそれほど大きくはないが、820gとそれなりの重量があり安定感がある。スイッチを押すたびに動いてしまうようなことはなかった。
キーストロークは約8mmに設定されており、ペダルも適度な硬さがあるので足を載せただけでスイッチが入るということはない。
気になる点は音だ。メカニカル方式のスイッチなので押すときと離すときに「カチ」っという音がする。
スイッチの大きさが大きさなので、メカニカルタイプのキーボードのタイプ音よりうるさい。利用シーンによっては注意が必要だろう。
また割り当てるキーをアプリケーションごとに変更することができない。
用途によっては困ることもあると思うので、購入前に検討しておくべきだろう。
ゲームの補助として使ったり「ボスが来た!」ボタンに割り当てるなど利用用途は色々考えられると思うが、当サイトではお絵かき用途に限定して活用方法を考えてみる。
筆者の場合、既に左手キーボードを導入し効率化をはかっているのでそこに追加する形になる。
左手キーボードはキーの数が多く、それだけ多くのキーボードショートカットを割り当てることができるがそれも万全ではない。
キーの数が増えても指の数は5本しかないので、ホームポジションから離れるキーを押すにはそれなりに時間がかかる。
またキー配置と機能の組み合わせを覚えるのも容易ではない。
フットペダルを追加することで右手、左手に続くまったく新しい第三の入力系統を得られるメリットは大きい。
 |
 |
| 筆者のお絵かき環境。 |
利用中の左手キーボード『n52te』。 |
結論から言えば筆者の場合、それぞれ左からShift、Ctrl、Altキーを割り当てた。理由はいくつかある。
一つは多くのお絵かきソフトで普遍的に利用されるキーであるということだ。用途はソフトごとに異なるかもしれないが、利用率はかなり高い。
一つはこれらのキーが押しっぱなしで利用されるケースが多いということだ。例えばPhotoshopのペンツール(パスツール)においてCtrlを押しっぱなしにするとパス選択ツールになる。
使用感で書いたようにスイッチ音がうるさいのであまりスイッチを連打するような利用法は好ましくない。
またShift、Ctrl、Altの順番はイメージ的に車のペダルに近づけたかったのでこのようになった。
PCの操作というともっぱら両手の仕事であり、足で操作するというのは違和感があるのではと思ったが予想に反して違和感はあまりない。操作を間違えるようなこともほとんどなかった。
利用期間が短いのでまだ作業効率向上に貢献しているとは断言できない。
しかし筆者のように21型液晶タブレットを使用しているとタブレットの手前にまっとうなキーボード置くのは困難なので、机の下に設置できるフットペダルは意味があるはずだ。
□製品情報
http://www.scythe.co.jp/input-device/usb3footswitch.html
http://www.scythe.co.jp/input-device/usb1footswitch.html